Cross-Column2

2000/11/18

骨盤歩行

骨盤歩という人間の歩き方に関する研究用語です。この言葉は "伊澤式" スポーツダンス学習法 (白夜書房) ¥1800のP172にでてくる言葉です。goo の検索でも2件しか表示されなかったです。(2003.7.23 伊澤式が正しいのに誤った表示をしていると指摘してもらったので訂正しました・・・ご指摘感謝申し上げます)



普通の歩き方          骨盤歩

     前足          前足
     ┌┐          ┌┐ 
     ││          ││ 
     ││          ││
     └┘          └┘


つま先がいつも身体の           つま先はいつも身体
正面を指している。            の正面を指している
骨盤もいつも身体の            わけではありません。
正面を指している。            ボディターンに伴って、
                     つま先は身体に対して
                 /\  外を向いたり、内を向
                / ○\ いたりします。
┌──────┐       /   / 身体もつま先もあっちを
│○ 骨盤 ○│      /   /  向いたりこっちを向い
└──────┘      \○ /   たりします。
               \/    そこを旨く調節すると
                     ボディ全体の動きは
                     真っ直ぐにダイナミッ
                     クに動けるようになり
                     ます。

 ┌┐            ┌┐
 ││            ││
 └┘            └┘
 後足            後足




「普通の歩き方は骨盤が正面に向きっぱなしで、強いスウィングが生まれない。骨盤歩は骨盤の向きが一歩ごとに変わり、強いスウィングが生まれる。」と伊達先生の本には書いてあります。


私にはスウィングというイメージがわからないので次のように骨盤歩を理解しようと思っています。

股関節は解剖図によると骨盤の両端にあるようです。私ので左右の股関節の距離は約20センチ以上。骨盤を正面に向かせぱなしで歩くとこの20センチの幅を有効に使えません。骨盤歩を応用すると20センチは無理としても10センチぐらいは歩幅を広げるのに役に立つのではないかと思っております。これにドライブの技を加えると更に歩幅を広げるのに役立ちます。


「股関節を折る」という考え方があります。「股関節を上下に折る」だけに注目しがちですが、股関節にはもう一つの運動ができるのです。それは大きな水平方向へのねじれを股関節には作る能力があると言うことです。足首の関節も膝の関節も前後、上下方向には良く曲がってくれますが、「ねじる」と言うことでは、あまり貢献はしてくれません。よく骨盤を開くとかのアドバイスを聞きますが、骨盤を開いたり閉じたりなんかは物理的には不可能です。ものの例えなのでしょうが、強いて言うなら、両脚の股関節の部分でつま先や足を外に向ければ、骨盤を開く? 両脚の股関節の部分でつま先や足を内に向ければ、骨盤を閉じる? などと私は理解しています。

股関節のねじれを身体や脚と連動させてコントロールすることができれば、膝はそんなに前後に開かれなくても歩幅は十分に稼げると思っています。膝を広げなくても歩幅が稼げるので、ダンスパーティーぐらいの歩幅ならこの骨盤歩で十分に歩幅を稼げます。ロアを少なくしても普通の歩幅なら簡単に出せます。この股関節の捻りのコントロールは回転にも旨く作用してくれます。

股関節を捻るとき、股関節が折れ過ぎてるのは私は拙いと思っています。股関節の付け根を中心に身体の上方面と下方面は1本の回転の軸が通らなければならないと考えているからです。真っ直ぐに前進し続けるときでも、身体には軸ができなければならないと言うのが、歩行学で言う骨盤歩という考え方のようですが、社交ダンスでは、これに回転が加わるので、軸という言葉はより一層意味を持ってきます。軸は普通曲がっていてはいけません。かと言って、カチンカチンなのもいけません。「股関節を折れ」とのアドバイスは、ここいら辺も、考慮に入れながら、研究すべき課題だと思います。

身体の進行方向に対して、股関節をどう捻っておくかとか、逆の見方をすればボディをどう進行方向に対して捻っておくかがポイントだと思っています。(つま先のアライメントをいう場合、足首を捻ってアライメントを作ってはいけないと言うことではないかと私は理解しています。)

まあ早い話が、私の踊りは腰高です(^^; 野球でもなんでも腰高だと避難され続けてきました(^^;
膝が堅いとか、足首が使えないとか・・・要するにロアが下手なのですが・・・。
で、こんな私が歩幅を稼ぐのに研究した結果が、何か骨盤とか股関節に期待した方がいいみたいということになりつつあります。「重心を低くする」は「重心は安定」さえすれば良いので、「重心が低すぎるのは反って動きにくいです。」

「楽して大きくゆったり」が私の社交ダンスの目標でありますので、「骨盤」と言う言葉を手がかりに今後も研究?していきたいと思っています。


(私の拙い骨盤歩の図では、これは「ロボット歩き」と同じではないかとの指摘を受けそうなので、この点についてはいつか稿を別にして書いてみたいと思っています)



ロボット歩き(側対歩)



教え魔的社交ダンス理論
Body ○ボディ ×ボデー、ボディー
股関節 歩き方 ウォーキング
Party ○パーティ ×パーテー、パーテイ ?パーティー パーチー
Swing ○スイング ×スウィング、スィング
骨盤歩行



First updated: 2000.11.18




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